広島高校野球を愛するスージー

高校野球広島県大会を観戦して30年を語ります

広島高校野球観戦30年史1年目1991年の夏その2

初めての観戦は、1991年夏の県大会準決勝、広陵高校vs広島工業。会場は旧広島市民球場広陵高校は、その年の春選抜の優勝校。戦前の予想では広陵優位かと思われたが、広島工エース久木野の躍動感溢れるフォームからの変化球を打ちあぐね、まさかの完封負け。

 

一方、選抜出場した坂本、野宮の後に大阪ガス三菱重工三原で活躍した大型バッテリーを破って勢いに乗る西条農業。

 

勝戦は、選抜出場校を破り、勢いに乗る西条農vs広島工。試合は、広島工が初回2点先制するも、久木野を早々3回で攻略した西条農業が逆転し、甲子園初出場を果たす。

西条農の4番捕手は磯部。後に、初代楽天イーグルス選手会長兼主将。エース堀は左腕から130キロ後半のストレートとキレキレの変化球。この強力バッテリーを率いたのは、小田監督(広島商業時代は甲子園準優勝。海田高校時代は広陵にコールド勝ち、総合技術時代は、2年連続で広陵高校との決勝での大激戦の末、準優勝。後に同校を選抜出場に導く。現在は、尾道商業校長先生)

 

初出場の甲子園では、初戦で名門東北高校と対戦。後に巨人に入団した羽根川投手と堀投手との投手戦の末、延長戦でサヨナラ勝ち。2回戦で後に日ハムで活躍した荒井投手擁する我孫子高校と対戦。磯部捕手がバックスクリーン本塁打放つも惜敗。

県大会、甲子園で大活躍した堀投手ですが、何故かミュージシャンに進んでしまう…。