広島高校野球を愛するスージー

高校野球広島県大会を観戦して30年を語ります

広島高校野球観戦30年史2年目1992年の夏

今夏大会の優勝候補筆頭は、昨年度春選抜優勝校の広陵高校。今春も選抜に出場し、昨年レギュラーの塩崎、篠原など投打の中心メンバーが数多く残るチーム。だが、エース塩崎の熱中症等による不調により、廿日市高校にまさかの敗退。

勝戦は、広島商vs広島工。広島商は、選抜出場校。エース森田、大型遊撃手の光元を中心のバランスの取れたチーム。一方で、広島工は、トップバッターの平本を始め、向井、新井、加藤が中心の打撃力の高いチーム。森田の立ち上がり(いつも立ち上がりが悪い)を攻め、2点を先制されるも、立ち直ると強力打線の広島工も打ちあぐねる展開に。一方、広島工エース片岡は、球速は無いもの決め球シンカーを武器に、ランナーを置きながらも粘り強い投球。両者の投げ合いは、延長15回までもつれる大接戦。

延長15回の大接戦の末、広島工のサヨナラ勝ち。

 

甲子園では、仙台育英、桐陽、明徳義塾(松井の5打席連続敬遠騒ぎ次戦)突破し、エース宮地(西武)擁する尽誠学園に完売するもベスト8まで進出。

後に、今チーム主将の加藤は、長崎海星高校野球部監督で、甲子園出場。

 

広陵は、昨年度春選抜優勝したメンバーよりも強力だったが、勝ち上がれなくて残念。甲子園で見たいチームだった。

この年、光元(広島商)向井(広島工)の大型遊撃手は、プロに進んでもおかしくない大型遊撃手だった。